行政書士に向いている人はウェブ営業には不向きな面がある、かも。

連休中にウェブサイトの修正を図りたいな、と計画だけはモヤモヤしてるので、今日はウェブに多少関係する話。

行政書士は人と人との間で調整すること、役所など窓口に電話で問い合わせて適切な情報を引き出したり落としどころを探ったりすることが多い仕事。で、このあたりが素で、意識せずできてしまう人というのは、調べたり電話で問い合わせたりすることに、心理的な抵抗があまりない。

よって、このタイプの人がウェブ営業を手段とする場合、ウェブサイトを訪問した人がどこで躊躇するのか、どこに不安を抱いて依頼まで至りにくいのか、具体的なイメージを描きにくいみたい。

中には、調整役も得意、人と話すのも得意、情報を引き出したり落としどころを探ったりすることも得意で、加えてウェブの不安解消や安心提供まで得意って人もいるけどね、実際いるけど、たぶんそこまで才能(というか性格)を併せ持った人は、かなり稀。

ってことは逆に、行政書士業務において調整役に苦手意識を覚える人、「実は電話で問い合わせることさえ心理的抵抗がある」って人は、ウェブ営業には向いている可能性が高いわけですよ。

ウェブサイト訪問者がどこに心理的抵抗を感じてしまい、相談電話(メール)まで至らないのか、自らの経験に照らし合わせて修正を図ることができるから。だからそういう行政書士さんは、その才能を十分発揮して、良いウェブサイトを作ったらいいと思う。

安心の提供ができ、不安解消がなされたウェブサイトなら、適切なアクセス数さえあれば反応があるから。

もちろん、ウェブ上で訪問者に対して安心提供や不安解消というフォローがなされたとしても、そのことによって相談の電話が鳴ったとき、あるいはその先の直接相談に至ったときには、さすがにコミュニケーション能力が乏しければ受任に至ることは難しくなってしまう。

だから「歯を食いしばってがんばれ!」

とは言わない。食いしばってるとたぶん、相談者さん不安だし、怖い。相談者さんは不安解消に来るから、そこで不安与えてしまっては本末転倒。たとえ冷や汗ダラダラでも、そこは涼しい顔して余裕の口笛を。こればっかりは、経験乏しい開業当初だと難しいよね。

でもこの業界、未経験開業が九割だっけ?コネなし経験なしなんて、当たり前すぎて言い訳にも、ましてやウリや特徴にもなりゃしない。みんなが通る道だから、そこは場数踏めば次第に慣れる。かどうかはわからないけど、そう思って乗り越えるしかない。

えーと、なんだったっけな、こんな落ちで終わる話のつもりじゃなかったんだけど、休日という免罪符もあるし、まあいいか。

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