超基礎からのホームページ作成 その2
今日は3要素のうちの1番目、ホームページを作成するための道具である作成ソフトについて、の前に、作成・更新するための方法について。
2種類のホームページ運営方法
ホームページを作ってそれを更新していくためには、おおまかに2つの方法をとることができます。
パソコン上でデータを作って、サーバーにアップロードする方法
ひとつは、既に「その1」の記事内で触れた方法になりますが、作成するための道具(作成ソフト)を利用して、自分のパソコン上でホームページのデータを作成して、それを置き場所であるサーバーに移動(アップロード)させる方法です。

よりイメージしてもらいやすいように、別のもので例えるなら、自宅でポスター自体を作成して、それを多くの人に閲覧してもらうために、町内会などの掲示板に貼りつけるといった感じでしょうか。
自宅(自分のパソコン)でほとんど完成形まで作成し終わったポスター(ホームページのデータ)を、あとはそのままのかたちで町内会の掲示板(サーバー)に貼りつける(アップロードする)、というイメージです。
この方法の主なメリット
このホームページ運営方法のメリットは、まず自分のパソコン上でデータを作ってしまうわけですから、誤ったデータを公開してしまう可能性が(比較的)低いことです。
自分のパソコンの中の道具(作成ソフト)でホームページの内容を何度も見直して、更正して、納得できる段階になってから置き場所(レンタルサーバー)に移動する流れになりますから、間違った文章を公開してしまったり、崩れたレイアウトになってしまったりということはあまり起きにくいのではないかと思います。
また、パソコン上で完成形まで作ってしまうということは、万が一、ネット上のデータ(置き場所であるレンタルサーバー内のホームページデータ)が何らかの障害などで消失してしまったとしても、再度パソコン上に保存されている完成形のデータをそのまま移動すれば復旧させることができます。これも大きなメリットではないでしょうか。つまり、いつでもホームページのデータのバックアップを取っている(予備を保存している)状態であるということになるからです。(逆にいえば、公開するまではバックアップがない状態に陥りがち、ということですが。)
主なデメリット
この方法の主なデメリットとしては、次に紹介する2番目の方法のメリットと裏返しになりますが、完成形であるデータを保存しているパソコンからしか、ホームページの更新ができないということでしょうか。
代表的な作成の道具(ホームページ作成ソフト)
このタイプのホームページ運営方法を採るために利用できる有名なソフトは、『ホームページビルダー』シリーズや『Dreamweaver(ドリームウィーバー)』シリーズなどがあります。
前者は、ホームページを作ってみようかなという、作成初心者の方が、まず最初に手に取ることが多いソフトだと思います。また後者は、プロのウェブサイト制作現場などでも利用されることが多いソフトです。
これから作ろうと思われている方から、「どっちを買ったらいい?」という質問を受けることが多いですが、初めてホームページを作ってみようという場合には、前者でひと通り体験してみるのがいいのかな?と個人的には思います。
HTMLやCSSの知識が何もない段階で、Dreamweaverを購入して作成しようとすると、作成過程の意味が逐一わからず、全ての行程が単なる作業になってしまって嫌になる可能性もありそうですので。金額的にも、Dreamweaverは結構高くついてしまいますから。
サーバーにシステムを導入する方法
もうひとつのホームページ運営方法として、ホームページの置き場所であるサーバー内に、ホームページの作成システムごと放り込んでしまい、ホームページの作成や更新はネット上で(Internet ExplorerやFirefoxなどのブラウザでアクセスして)行なう方法があります。

既にどこかのレンタルブログなどを借りて、ブログを更新されている方にはイメージしやすい方法だと思います。レンタルブログを借りる場合は、既に置き場所であるサーバー内に、更新のためのシステムが用意されていて、それを利用させてもらう段階からスタートするわけですが、自分でイチからホームページを作ろうと思った場合は、更新のためのシステムを導入するところからスタートすることになります。
これらのホームページを更新・運営するためのシステムのことを、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)と呼ぶことが多いです。
この方法の主なメリット
ホームページを作成する道具ごと置き場所であるサーバーに移動させてしまうこの方法のメリットは、まず第一にどのパソコンからでも内容の追加や修正が可能になるということでしょう。
仕事場である程度の情報を更新できたものの、あと少し追加したい内容があった。そんなときは、自宅のパソコンから置き場所であるサーバーにアクセス(ブラウザで閲覧)して、予め設定しておいたユーザー名やパスワードを入れるだけで、ホームページ内容の追加や更新が可能です。しばらくの間旅行することになった、なんてときも、旅行先にパソコンがあればホームページ更新ができてしまいます。設定しだいでは、パソコンすらなくても、携帯電話から更新することもできるようになります。
主なデメリット
では主なデメリットはというと、ホームページを作成するための道具ごと放り込んでしまうわけですから、まずはその道具の準備に手間や時間がかかってしまうことが多いということです。特に初めて、これからホームページを作ってみようと思われる方にとっては、この作業はかなりの壁になってしまう可能性があります。
また、ホームページ自体のデータには何の問題もなくても、放り込んでおいた道具であるシステム自体に何らかの問題(たとえば、よく話題になる「脆弱性」が発見され、見知らぬ人にホームページの内容を改ざんされる危険性がある、など)が生じたとき、更新するための道具自体をバージョンアップしたり、修正したり、余計な手間がかかってしまう可能性もあります。
もうひとつ付け加えるなら、ネット上で更新することが多くなりますから、そのぶんどうしても自分のパソコン上にホームページのデータが残りにくいので、いざというときに、バックアップを取ってなかった!という事態に陥る可能性も。
代表的な作成の道具(更新システム)
このタイプのホームページ運営をするために、利用されることが多い道具(更新システム・プログラム)には、WORDPRESS、Movable Type 、Drupal、などがあります。ちなみに、今閲覧されているこのブログも、WORDPRESSというシステムを使って作られています。
前2者は初心者向けの書籍やウェブ上の情報も豊富なので、とにかくチャレンジしてみようと思われる方なら、なんとかなるかもしれません。もっとも、これらのシステムを個人事業主として利用しようとした場合、有償ライセンスを購入しなければならないかもしれませんから、それぞれのシステムの利用規約などをよく確認してください。
これからホームページ制作業者にホームページを依頼しようかと考えている、なんてときは、更新するためのシステムを導入してもらえるのか、なんてことも参考のために確認しておくと良いかもしれませんね。



